
さくらんぼは1本の木や1品種の木だけでは
受粉せず、実がならないというのはご存じですか?
さくらんぼが交配して実を実らせるには
同じ品種同士では受粉しないという性質があるんです!
これを自家不和合性と呼んでいるそうです^^
(特定の品種では受粉するものもあります。)
雌しべに花粉がつけば、受粉して結実しますが、
さくらんぼの場合同じ木の花粉と雌しべでは受粉せず、
結実もしないことになるのです。
ですから、畑には主力の品種の木のほかに
1~2割ほど別の品種の木(受粉木)を植えるそうです。
そうしないと、お互いの品種ともに実の着きが悪くなってしまいます。
その年の天候や畑の環境、、お互いの品種の開花の時期が重なるか
など順調に受粉するまでには、さまざまな条件があります!
そして他の品種でも、それぞれに相性があって
相性が良いものとそうでないものでは大きな受粉率の差があります。
相性が良いと言われているのは
◇ 佐藤錦 × ナポレオン
◇ 高砂 × ナポレオン
◇ 紅秀峰 × 佐藤錦
などが有名です。
最初にちらっとお話しましたが1種類でも受粉出来る品種は
「暖地桜桃」「紅きらり」などがあります。
美味しいさくらんぼを収穫するためには、
いろいろな条件がそろっている必要があるんですね^^