■さくらんぼの品種について
りんごの「ふじ」「王林」「ジョナゴールド」のように
さくらんぼも実は色々な品種があります。

🍒「佐藤錦」
一番有名な品種です。大正11年に東根市の佐藤さんが作りました。
佐藤さんは、「出羽(山形県の旧名)錦」と名付けたかったようですが
「佐藤さんが作った砂糖のように甘いさくらんぼだ!」
と友人に言われて佐藤錦になったそうです(^▽^)ナイスご友人。
おそらく山形県産のさくらんぼの半分以上は、佐藤錦だと思います。
一番の特徴は
酸味と甘さのバランスが良いこと。砂糖のように甘いだけだと少し物足りない。
かといってもちろんすっぱすぎても美味しくないので、そこは農家さんの腕の見せ所です!
最初ガツンと甘くて、後からほんのり酸味が来ると・・・あら次の手が止まりません。

🍒「紅秀峰」
佐藤錦を親に持つ品種。
ポスト佐藤錦とのうわさも名高く、近年作付が増えている品種です。
佐藤錦特有の味わいに加え、実が締まっていて日持ちが良いのが魅力です。
弱点は実がたくさんなりやすいこと。
いいことのように思えますが、実が生り過ぎると一粒あたりの栄養は少なくなって一気に味が落ちてしまいます。
そのため実が生る前の摘芽摘果が大事なのですが、佐藤錦も育てていると中々そこまで手が回らず、涙をのむ農家さんも少なくないのだとか・・・。

🍒「月山錦」
実が黄色のさくらんぼ。ちょっと変わり種です。
実は中国生まれ!黄色いさくらんぼ~♪と言っても食べると甘さの方が強く、意外性があって面白いですね💡
酸味が少な目でさっぱりとした甘さです。赤いさくらんぼと詰め合わせると色合いが良くてインスタ映え(^^♪
作っている農家さんも少なく、珍しい品種なので毎年すぐ売り切れてしまいます。
清川屋で取扱いあるのは上記の3種ですが、
現在「やまがた紅王」なる、なんと500円玉より大きいさくらんぼが山形県内で育成中らしいです!
数年後に販売開始とのことで、山形の新しいブランドさくらんぼになるかもしれませんね。